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栄町
【さかえまち】


(近代)大正12年~昭和41年の宇和島市の町名。辰野川河口右岸に位置する。もとは大字藤江の一部。大正10年宇和島市に合併後埋立地とともに栄町として成立。町名は将来の発展を期待しての佳名である。明治末年から大正年間にかけて市街化がすすみ,明治43年内港の浚渫土砂を利用しての埋立てもなされた。昭和4年の「うわじま」によると商工業を営むもの26,うち工業12を数え,主な工場は,中島織物(明治32年創業)・大日本酒類醸造株式会社宇和島工場(明治40年創業)・松井鉄工(大正11年創業)・久米製糸(大正14年創業)など。このうち大日本酒類は神戸の鈴木商店の経営で,ダイヤと日の本焼酎の醸造を行い,宇和島屈指の大工場であった。船具商・薪炭商などが多い。昭和20年の戦災では全域が焼失した。昭和37年の世帯217・人口831。同41年湊町と合併して,栄町港1~3丁目となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7201509