泉
【いずみ】

旧国名:土佐

鳥形山脈の中心をなす鳥形山北東麓の斜面に位置する。日当たりのよい山村で，平家落人伝説の地である。西端に六十滝という棄老伝説の残る断崖がある。地名の由来は，「往昔泉某此地ニ来り泉村ト言ヒハジメタ」といわれるが（長者村誌），石灰岩質の土地で所々に清水が湧出しているところから泉と呼ばれるようになったと思われる。
【泉村(中世)】　織豊期に見える村名。
【泉村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【泉(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7203957