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小筑紫
【こづくし】


旧国名:土佐

宿毛(すくも)湾東岸,福良(ふくら)川河口近くに位置する。延喜年間,菅原道真が大宰府に左遷される途中暴風雨のため船が当地に漂着し,道真が「ここが筑紫か」と問うたことから「こづくし」の地名が起こったとする伝承がある。また7日間船をとどめた所を七日島といい,そのほか丞相碆・つづみが浦・響の松・天満宮など菅公をしのばせる地名が多い。また一説には道真没後に渡会春彦が遺物を携え当地に着船し,道真の神霊を奉斎して小筑紫と命名したともいう。
小尽(中世)】 織豊期から見える地名。
小筑紫村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
小筑紫村(近代)】 明治22年~昭和25年の幡多郡の自治体名。
小筑紫町(近代)】 昭和25~29年の幡多郡の自治体名。
小筑紫(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7205670