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須崎
【すさき】


旧国名:土佐

北に不入山脈,西に鈴ケ森山地を控えたほぼ平坦な地に位置する。西は新荘川が東流して南に臨む須崎湾に注ぎ,東は御領寺山脈の南麓部と土佐湾にのびて浦ノ内湾をつくる横浪半島からなる。地名の由来は,「洲崎浦」については「古者為洲渚也故」とある(土佐州郡志)。地内に戦国期の須崎城跡があり,また八幡原には須崎八幡宮がある。「万葉集」巻6に収録されている天平11年に土佐国に流された石上乙麻呂の歌に,「大崎の神の小浜は狭(せば)けども百船人(ももふなびと)も過ぐといはなくに」がある(古典大系)。「土佐物語」はこの「大崎の神の小浜」を須崎にあたるとしている。「皆山集」所収の土佐路案内には,大崎神小浜について石上乙麻呂の歌とともに「千早ふる神か小浜ニ船よせて大崎ミれハ月のさやけき」が載せられ,須崎の沖に神か小島といって沖島・中島・戸島という三島があり,この島に対して神か小浜というと記されているが,「万葉集」の「大崎の神の小浜」は紀伊の大崎浜のことを指すと考えられる。
洲崎(中世)】 戦国期から見える地名。
須崎村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
須崎町(近代)】 明治22年~昭和29年の高岡郡の自治体名。
須崎市(近代)】 昭和29年~現在の自治体名。
須崎(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7206334