赤木峠
【あかぎとうげ】

鞍手郡宮田町上有木の十石と宗像(むなかた)市富地原を結ぶ峠。標高137m。県道芹田石丸線が通る。文禄元年,豊臣秀吉が朝鮮出兵の際に通ったとされ,宮田町の四郎丸~倉久間に大閤道と称する小路が残る。かつては桜の名所であったが,現在は宗像市側の赤木公園に名残をとどめるのみ。宮田町側にある十石地蔵田毎庵は,宗像騒動の際に追われた侍女がここで非業の最期をとげたため,村人が供養に建立したという。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7208820 |