高須
【たかす】
旧国名:筑前
遠賀(おんが)川河口の右岸に位置する。地名の由来は,当地付近が高い州であったことにより,高州が高須になったという。昭和29年の土木工事で3基の横穴が発見され,付近より土器も出土した。「麻生文書」では中世「高津」の地名が見えるが,これは当地に比定されている。また,天正7年,当地では,秋月・筑紫氏らと立花城主戸次道雪の合戦が行われたという(大友公御家覚書/大友史料30)。
【高須村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【高須(近代)】 明治22年~現在の大字名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7212382 |