山田
【やまだ】

旧国名:肥前
松浦川の支流山田川上流の山間に位置する。菅牟田から流れる平原川は地内西で鼓ケ滝をつくり,山田川へ落ちていく。古代には松浦郡衙から大陸へ渡る登望(とも)駅への道筋であったといわれる。正元2年3月29日付の将軍宗尊親王家政所下文案によれば「肥前国石志村」の地頭職をめぐり御家人山田四郎種と鴨打源次集との間で相論があったことが知られるが(石志文書/平戸松浦家史料93)。この山田種は当地の在地領主であろう。なお,地内岳音寺には「奉彫造嘉暦三年戊辰十月廿泊文」との背銘のある薬師如来像や,九州唯一といわれる高麗仏(阿弥陀如来像)があり,その他,当地には天正年間の六地蔵が3基ある。
【山田村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【山田(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7219019 |




