形上湾
【かたがみわん】

西彼杵(にしそのぎ)郡琴海(きんかい)町北部に位置する湾。大村湾岸に生じた溺れ谷の１つで，南が大村湾に続く。南北に細長く延びる尾戸郷に囲まれる湾。湾口の手崎と鵜瀬島の間が約375m，湾奥約3.8km。標高100m内外の湾岸一帯の傾斜地は，段々畑が開かれて主にミカンが栽培されている。波静かな湾内は，長崎国体の際にはボート競技が行われた。湾内の入江では真珠の養殖が盛んである。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7220148