川原
【かわはら】

旧国名:肥前
江戸期には河原と書くことが多い。五島列島の福江島北部に位置する。南西部の父ケ岳から白石浦へ大川原川・小川原川が流れ,流域は水田地帯をなす。地名の由来は,大川原川・小川原川が福江島ではまれにみる水量豊かな川で,降雨があると氾濫し川原のようになることにちなむと伝えられる。白石浦は溺谷の波静かな避難に適したところで,遣唐使船の纜を結んだと伝えられる大石が残る。また,塩釜様が古松株の傍らにあり,高さ70cmの石祠で製塩の神様とされ,自然石の真ん中に彫ってあるが判読できない。遣唐使の船の塩を製造したところと伝えられる(下五島文化財報告書)。
【川原浦(古代)】 奈良期に見える浦名。
【河原村(近世)】 江戸期の村名。
【川原郷(近代)】 年不詳~現在の行政区名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7220335 |




