妻ケ島
【つまがしま】

壱岐(いき)島東南部，印通寺港の南方に位置する島。壱岐郡石田町に所属する。面積0.32km(^2)。印通寺港の天然の防波堤の役目をする。第四紀の斑晶質玄武岩よりなる低平な原状を示し，松林が多く，南西岸は海食崖をなす。壱岐対馬国定公園第１種特別地域。壱岐妻ケ島海中公園地区指定（昭和53年６月16日）。出水があり江戸期から島の守役として家が１軒ある。対岸の君ケ浦から小舟に牛を乗せて田畑の耕作に出作りをした。舟は北部の舟着き場を利用した。志麻大明神を祀る。壱岐島との間に架橋の計画もある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7221726