寺島
【てらしま】
旧国名:肥前
手羅島・照島とも書いた。五島列島北端,宇久島の南西海上に浮かぶ寺島全域。島は周囲6km余の小島。地名の由来は,一説によれば宇久の曹洞宗東光寺領113石の大半が当地にあったためといわれる。白浜海岸には7世紀頃の貝塚が発見され,骨片・土器片も採集されたが,護岸工事で埋没。島の北西「のり瀬」には玉石甌穴があり,県天然記念物に指定されている。
【手羅島村(近世)】 江戸期~明治9年の村名。
【寺島郷(近代)】 年不詳~現在の行政区名。
 | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7221759 |