古江湾
【ふるえわん】

平戸市にある湾。平戸島北部の西側に位置する。湾口は２km程度であるが，湾内はさらに，後平の先に発達した半島により，二分される。この半島部は地形的には，陸繋島のようである。二分された湾の一方を薄香湾といい，その西側の湾を古江湾という。この古江湾は薄香湾と比較するとはるかに水深が浅い。これは安満岳（514.3m）に源を発する島内最大の河川，神曽根川（流路延長6.05km）が運ぶ河川堆積物がこの古江湾に入ってくるためである。そのため，港としての機能は一歩，薄香湾漁港に譲る。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7222716