相良
【あいら】

旧国名:肥後

八女(やめ)山地南方，内田川上流の山間部に位置する。走落(はしりおち)に相良横穴古墳群がある。吾平山相良寺の相良観音は，後朱雀帝皇后が同寺に祈願して皇子を授かったとの伝承で知られ（肥後国誌），安産・子授け祈願の参詣者が多い。また吾平山陵は地元ではミササギサンとして崇敬され，毎年９月１日には相良道楽神楽が奉納される。
【吾平(中世)】　南北朝期に見える地名。
【相良村(近世)】　江戸期～明治22年の村名。
【相良(近代)】　明治22年～現在の大字名。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7223412