高島町
【たかしままち】

(近代)昭和16年~現在の八代(やつしろ)市の町名。もとは八代市観音町。地名の由来は,新田干拓された時,海中の孤島であった石灰岩の小高い高島が地続きになったことによる。文化13年に松崎・上高子原・下高子原の3か村の地先に新田干拓築造された高島新地のうちの1区域。新地は御赦免開の郷士開で無高であった(八代郡誌)。延宝元年に高子原新地が完成した折,松井直之がその守護のため僧周貫に命じて磨崖仏を彫らせた。当時は孤島で,竹林が茂り竹島ともいわれ,周囲5町,約4,500坪であった。現在は高島公園になっている。戦後は市の高島団地ができて住宅・人口が増加している。昭和55年の世帯数374・人口1,475(男726・女749)。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7226137 |