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立神峡
【たてがみきょう】


八代(やつしろ)郡宮原町の東方,立神にあり,氷川が八代平野に出る直前,古生代二畳紀に属する竜峰山層の硬い石灰岩帯を横断して形成された小規模な峡谷。右岸には高さ75m,延長250mの石灰岩の岩壁が垂直に立つ。崖下は深淵をなし,岩壁を立神の空滝(からたき)または白滝(しらたき)という。「肥後の赤壁」ともいわれる。断崖の上部には小規模な鍾乳洞がある。平野部に近接する峡谷地形は珍しく,五木五家荘県立公園の西端にあたり,氷川水系の名勝の1つ。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7226281