津江川
【つえがわ】

県北東部，大分県との境を流れる筑後川水系の１級河川。阿蘇北外輪の一峰尾の岳の北麓や津江山地に水源をもつ河川が，阿蘇郡小国町黒渕字室原のやや上流で合流し，津江川となり北流して筑後川に注ぐ。流路延長6.75km，流域面積185km(^2)。合流点から筑後川までは県境となり，右岸は熊本県，左岸は大分県。水系の大部分は大分県に属する。平地が少なく，流域では林業が盛んで，小国杉のふるさと。下流には昭和48年に多目的の下筌(しもうけ)ダムが建設された。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7226435