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名塚
【なづか】


旧国名:肥後

菊池川支流吉田川中流域に位置する。地内北部の丘陵地銭亀塚には前方後円墳がある。この地は銭亀山とも称し,古くは亀山といったが,昔,里人が霊夢を得てこの地を掘ったところ銭が出てきたことから地名を改めたという(肥後国誌)。字野馬見にも瓢箪平古墳がある。また「肥後国誌」に,宝永年間頃農夫が塚から短刀と茶碗を掘り出し大熱を煩ったため,もとに埋め直して平癒したという伝承を伝える猿河塚は,地内の猿楽塚古墳と思われ,ほかに真塚古墳があり,これらを含む名塚古墳群がある。なお鹿子木浄心屋敷跡があったという(同前)。また「肥後国誌」に所収されている永享6年12月21日の菊池持朝の裏書のある山鹿荘医福山日輪禅寺建立次第に,同寺領として「吉田大園之内野豆」と見え,この野豆は当地に比定される。
名塚村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
名塚(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7226863