100辞書・辞典一括検索

JLogos

182

二見城
【ふたみじょう】


中世の山城。園田城ともいう。八代(やつしろ)市二見本町字園田城に所在。下里集落の東側の丘陵南部の最高所に立地。標高約60m,集落からの比高約48m。城主は園田氏。高城と呼ばれる台形状の1区画には,北縁部に長さ50m,幅12mの堀切が認められ,隣接して馬場という字名もある。永和2年と推定される年未詳7月16日付の今川満範書状(禰寝文書/九州史料叢書19)に「二見敵城」とあるのが初見で,年未詳3月16日付の相良長続書状(相良家文書/大日古5‐1)は,園田氏に対し堅固に城郭修築を行うよう求めており,この城のことと推定される。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7227524