矢部
【やべ】

旧国名:肥後
緑川上流,阿蘇外輪山南部および九州山地北西部の山間部に位置する。「和名抄」に見える益城(ましき)郡宅部郷は当地一帯に比定される。なお上益城郡矢部町・清和村にまたがる地域を矢部郷と総称し,江戸期の矢部手永を中心とした地域をいう。面積約196km(^2),緑川とその支流が浸食した谷が入り込み,標高300~700mの準高冷地気候の特色を示す起伏に富んだ地域で,もともと自給色の濃い山間農村の傾向があり,中心の浜町とのつながりは交通の便がよくなった現在でも強い。
【矢部(中世)】 南北朝期から見える地名。
【矢部町(近世)】 昭和30年~現在の上益城郡の自治体名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7228136 |




