沖無垢島
【おきむくじま】

津久見(つくみ)湾口の北東９kmに浮かぶ無人島。下浦地区大字長目(ながめ)のうち。日豊海岸国定公園の特別地域。中北部は秩父古生層中の粘板岩，南部は礫岩から成る大起伏丘陵地で，最高点142.4m・面積0.48km(^2)。南東海岸には海食崖が発達し，70mに達するところがある。全島ダンチク・メダケに覆われ，島のビシャゴ礁はウミネコの営巣地で，300羽ほどが２・３月頃から８月末まで群生。谷水が流れているが，人の住める平坦地がない。水は地無垢島に導水。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7229416