長岩屋川
【ながいわやがわ】

桂川水系の都甲(とごう)川の小支流。両子(ふたご)山の北西，伊美山南麓三畑に発し，第一長岩屋・第二長岩屋と屋山の西麓の低地を流れ，松行の東方で都甲川に合流する。流長6.4km。２級河川。農業用水で堰19か所。第一長岩屋には都甲耶馬という耶馬渓式風景が見られる。国東(くにさき)半島県立自然公園のうち。流域には六郷山の古典行事である鬼会(おにえ)で知られる天念寺があり，川中浮不動の磨崖仏がある。また，行園にさやの神，長岩屋に五輪塔群・板碑・国東塔などの文化財がある。

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7232114