100辞書・辞典一括検索

JLogos

52

今西
【いまにし】


旧国名:日向

川内(せんだい)川上流域の段丘上に位置する。地名は,「イマ」は古い音が「エマ,江馬」で水辺の畑作地帯・耕地を意味し,「ニシ」は耕地の意の「ヌ」の転音「ニ」と湿地の「シ」で,川岸の低い岡のある場所で水田のあるところを意味している(えびの9号)。地内には白鳳7年藤原鎌足の命で,千葉県香取神宮の分霊を移し農耕神になっていると伝える香取神社があり,真幸(まさき)一宮ともいう。境内には樹齢200年以上のナギの大樹が植えられて,市天然記念物となっている(えびの市の文化財)。
今西村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
今西(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7234403