押方
【おしかた】

旧国名:日向
九州山地中央部,五ケ瀬川上流右岸の山間地に位置する。西は二上山・愛宕山,南は鞍掛山の山々がそびえ,地内中央部には跡取川が東流して五ケ瀬川に注ぐ。また,ほぼ中央に国見岳が孤立してそびえ,標高わずかに513mの小丘ながら300度以上の視界で高千穂盆地を一望することができ,高千穂観光の目玉となっている。地名の由来については,古来高千穂地方の行政の中心地であった三田井村から見て当地が遠方(おちかた)にあり,この「おちかた」が変化して押方になったという説があるが,定説はない。地内下押方に横穴古墳が数基ある。西南端にそびえる二上山は,「日本書紀」2の「則自槵日二上天浮橋」とある二上峰と伝え,神山として住民に畏敬されている。二上山東麓の二上神社付近には高屋山陵と伝える神塚山や繁木森などがあり,織豊期のものとして領主三田井氏の重臣甲斐鑑昌の遺跡がある。
【押方(中世)】 室町期から見える地名。
【押方村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【押方(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7234622 |




