100辞書・辞典一括検索

JLogos

43


【つま】


旧国名:日向

古くは妻万・都万とも書き,妻万を「さいまん」とも読んだ。一ツ瀬川下流右岸に位置する。当地は日向の延喜式内社4座の1つである都万神社を中心に開けた。都万神社は,古くは妻神社・妻万神社とも書かれ,「さいまん様」とも呼ばれた。祭神は木花開耶姫命。創建は承和4年8月。建久8年の「日向国図田帳写」に「妻万宮領九十八丁」と見え,建久年間には神領98町を有していた。その後慶長年間佐土原(さどわら)藩主島津以久が神領300石を寄付し,神人30余戸が定められた。中世には妻宮・妻万宮・日向総廟五社大明神などと称され,領主・武家の崇敬が篤かった。旧県社。旧暦7月7日の七夕祭には御神体の1つである御童神が現れて更衣祭がとり行われるが,この日に奉納される綿帽子や白衣などの数量の多少によって,繭の作柄や気候の寒暖が占われる。縁結びの神としても崇敬が篤い。同社の境内には高さ40mを超す老樟があり,昭和26年妻のクスとして国天然記念物に指定された。
妻村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
妻町(近世)】 江戸期~明治22年の町名。
妻町(近代)】 大正13年~昭和30年の児湯郡の自治体名。
妻(近代)】 明治22年~現在の大字名。
妻町(近代)】 昭和52年~現在の西都市の町名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7235492