船引
【ふなひき】

旧国名:日向
清武川中流沿岸,同川が大きく蛇行して山間部から平地に出る地域に位置し,沿岸の低地と低い河岸段丘からなる。地内北ケ迫(きたがさこ)の船引神社境内にある清武の大クスは国天然記念物で,通称八幡クスと呼ばれる県下最大のクスの木。樹齢約900年と推定され,高さ35m・根まわり18m・目通り幹まわり12.3m,枝張りは東西33m・南北37mにも及ぶ。地上8mほどの高さまで幹の内部が空洞になっており,その底部の広さは5畳敷くらいで,西側の孔口から空洞の内部に入ることができる。
【船曳荘(中世)】 鎌倉期に見える荘園名。
【船引村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
【船引(近代)】 明治22年~現在の大字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7235933 |




