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安楽
【あんらく】


旧国名:日向

志布志湾に面し,同湾に注ぐ安楽川下流の水田地帯と,集落のある同川両岸の台地からなる。和銅2年創建と伝える郷社山口六社大明神は,天智天皇ほか5神を祀り,唐草鴛鴦模様銅鏡1面のほか89面の古鏡を蔵する。文治元年頃かと推定される古文書に「薩摩国(日向国)救二院平八成直,奉公之由申也,而件救二院地頭弁済使職事,自平家之時舎弟安楽平九郎為成被妨取,而今為成謀反第一之者也,早以成直以彼地頭弁済使,無相違可令安堵給者」と見えるが,平九郎為成は安楽城に居し当地名を名字に冠したものとされている(志布志町史)。安楽川沿いに安楽城址がある。なお,建久2年12月11日付の源頼朝下文案によれば,平八成直は僧侶殺害の科で召し放たれ,その知行は島津忠久に委ねられた(旧記雑録)。
安楽(中世)】 室町期から見える地名。
安楽村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
安楽(近代)】 明治22年~現在の大字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7236502