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鎮西村
【ちんぜいそん】


(近代)明治41年~昭和31年の大島郡の自治体名。「ちんぜいむら」ともいう。加計呂麻島・請島・与路島にわたる渡連(どれん)方と実久(さねく)方が合併して成立。渡連方14か村と実久方13か村の村名を継承した27大字を編成。はじめ村役場を於斉に設置。村名は実久に滞在したという鎮西八郎源為朝伝説に由来する。明治41年末の戸数2,106・人口1万2,878,医師戸数8・専業農家1,522・製塩業850・兼業漁業940,牛76・馬937・豚1,774。大正5年,旧実久方に属していた13大字が実久村となって分村。以後村役場は押角(おしかく)に設置。同9年末の戸数1,286・人口8,739。昭和18年末の戸数1,515・人口6,317。大正9年の医師戸数2・専業農家369・兼業農家916・兼業漁業935・製塩業70,牛65・馬623・豚1,361。昭和31年古仁屋(こにや)町・西方村・実久村と合併,瀬戸内町の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7238278