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石岳
【いしだけ】


沖縄本島北部,国頭(くにがみ)山地南部に位置する標高236mの山。辺野古(へのこ)岳・久志岳の西に連なり,名護市許田と久志の境をなす。かつては名護町と久志村(現名護市)の境界をなしていた。北側,起伏の大きいところは先新第三系の千枚岩類からなり,また南側の緩斜面の丘陵は同系の砂岩・頁岩層からなる。全体に地形は急峻であるが,西の稜線一帯には山頂緩斜面が広く分布する。中腹から山頂にかけてはリュウキュウアオキ・イタジイなどの植物群落が卓越する一方,標高100m以下の地帯ではリュウキュウマツ・ノボタン群落が現われる。西寄りの緩斜面から谷底に県林業試験場の南明治山試験地が設けられている。北側から許田福地川が西へ流れて名護湾に注ぎ,南側は南流して太平洋に注ぐ久志大川の源流をなす。現在,山地一帯はキャンプ・ハンセン,キャンプ・シュワーブの米軍演習区域となり,住民の立入りが制限されている。昭和53年両基地を結ぶ戦車道が,石岳中腹から久志岳にかけて開削され,自然林の破壊,赤土流出による水源地汚濁など住民に大きな被害を与えた。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7239788