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宇嘉川
【うかがわ】


沖縄本島北部を流れる河川。方言ではワハガーという。国頭(くにがみ)山地西銘岳西麓に源を発し,国頭村宇嘉の南端を西流して東シナ海に注ぐ。河川延長6.1km,流域面積6.61km(^2)。上流はメンバガーと呼ばれ,支流にナカマタとサトゥンバタがある。上流の西銘岳一帯は,国特別天然記念物の珍鳥ノグチゲラ・国天然記念物ヤンバルクイナの生息地として知られる。河川流域が生活用水として区分されて利用され,谷口から集落地に入るまでを飲料水域とし,集落内の中橋付近が水浴場水域,国道58号に架かる宇嘉橋までが洗濯水域,それより下流が汚物の処理場であったが,簡易水道が設けられ,また川が汚れてきたこともあり,10数年前ぐらいから利用度は減少している(沖縄国頭の村落)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7239912