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大山
【おおやま】


旧国名:琉球

方言ではウヤマという。沖縄本島中部の西海岸に位置し,東シナ海に面する。集落は低位琉球石灰岩段丘上に立地する。海岸には沖積低地が広がり,台地と低地の境にはオウグムイ(青小堀)などの豊富な湧泉が多い。大山洞人と呼ばれる洪積世の人骨(下顎骨)が発見された大山掘割洞穴遺跡がある。また沖縄考古編年前Ⅳ期の大山貝塚(国史跡)があり,標式土器の大山式土器や有孔尖頭器の骨角器数点が出土している。沖積低地には沖縄考古編年後期の水賀志原遺跡があり,付近には多数の湧泉が見られ,海産貝殻とともに伊波式・荻堂式・大山式などの土器が多数出土した。乾隆26年(1761)建立の大山御嶽碑によれば,南風原(はえばる)間切与那覇村の宮城川に天降りした天女の子孫伊波子が,200年前に大山の地を見分し,住居を構え大山と称し御嶽をつくった。住民は,毎年3月3日あたなき兼久で馬遊びを行い,立願するという(県文化財調査報告書69)。
大山村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
大山(近代)】 明治41年~現在の字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240092