喜友名
【きゆな】

旧国名:琉球
方言ではチュンナーという。沖縄本島中部の西海岸,東シナ海に注ぐ普天間(ふてんま)川河口左岸に位置する。「おもろさうし」に見える「きとむなわ」はこの地のことか。集落周辺の琉球石灰岩段丘上には先史遺跡が多数存在する。喜友名山川原遺跡からは,海産貝殻類やイノシシの骨,伊波式・荻堂式の土器などが出土する。喜友名アジミー洞窟からは海産貝殻類や獣魚骨・土器とともに骨針も出土している。ほかに輸入青磁を出土した喜友名城跡がある。
【喜友名村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
【喜友名(近代)】 明治41年~現在の字名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7240401 |




