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塩川
【しおかわ】


旧国名:琉球

方言ではシュガーという。宮古諸島多良間(たらま)島の東部に位置する。仲筋村を兄とし塩川村を弟として「しゅがーうとがえ(塩川の弟村の人々)」と呼ぶ。鍛冶神が,鍛冶を広めるために渡来した時,見事な接待をしたことが「鍛冶神のニィリ」に謡われている(ニーリ25/歌謡大成Ⅲ)。地名は村井戸の塩川にちなむ。この井戸は集落の発生にも関係が深く,「鍛冶神のニィリ」にも謡われている。鍛冶神は大和島の真中にある3つの鉄塊の山から生まれ,鞴・金敷・鎚・箸・鍛冶道具・箆などを造り,沖縄・宮古・多良間へ広める旅をするが,多良間島で最初に案内した地が,「しゅがー」である。県史跡の寺山の遺跡があり,康煕40年(1701)に那覇(なは)の奥武山(おうのやま)の竜洞寺開山心海が建立した梵字碑と,同年建立と推測される梵字を刻んだ五輪供養塔が残っている(県文化財調査報告書69)。
塩川村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
塩川(近代)】 明治41年~現在の字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240668