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五軒町(近世〜近代)


①江戸期~昭和42年の町名表五軒町とも称し,江戸期ははじめ八王子町と称し,金町裏町とも称し,水戸城下上町の1町明治22年からは水戸市上市のうちで,昭和8年からは水戸市の町名水戸城の西に位置する武家町町名の由来は,はじめ武蔵国八王子城主北条氏照の旧家臣が当地に住居を与えられて八王子町と称し,のちに五軒町と改称したという(新編常陸)寛政9年の武家屋敷数28(水戸の町名)伍軒原市之進や桜田門外の変の関係者高橋多一郎・金子孫二郎も当町に一時住んでいる明治6年上市伍軒小学校設立同11年発桜小学校という女子小学校を設立明治期の当町には済生病院長波多野淳,詩人手塚陽軒,水府流剣術橋詰酉蔵,大成流柔術浅田多美,蒔絵師大橋信之助,洋画家五百城文哉らが居住昭和25年の世帯83・人口309(同前)昭和42年五軒町1~2丁目・泉町2丁目となる②昭和41年~現在の水戸市の町名はじめ1丁目,昭和42年からは1~3丁目があるもとは五軒町・西町・鉄砲町・裡五軒町・上金町・藤坂町・信願寺町・撞木町・長町・下金町の各一部




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7273578