下馬渡村(近世)

江戸期~明治22年の村名。常陸国河内郡のうち。元禄年間は旗本安藤氏・三枝氏の相給,幕末期は旗本安藤氏・伊藤氏と幕府の相給。村高は,「元禄郷帳」316石余,「天保郷帳」318石余,「旧高簿」347石余。村の規模は東西10町40間・南北12町40間,宇賀神社,天正3年逢善寺僧定賢の開基という天台宗多門院がある(新編常陸)。多門院の境内には毘沙門天堂がある。明治8年茨城県,同11年河内郡に所属。明治22年古渡【ふつと】村の大字となる。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7274355 |