100辞書・辞典一括検索

JLogos

40

右衛門八分(近世)


江戸期の大宮宿の組名大宮宿七組の1つ宿のほぼ中央宿並みの東側にあり,西側の甚之丞新田とあわせて大門【だいもん】町とよばれた幕府領家並みは102間5尺6寸,地子免7,256坪(大宮市史)寛永5年この地に移住した堀ノ内村の岩井右衛門八が開発したのでその名を冠して村名としたという同6年の水帳には「堀之内村之内 右衛門八分」と見える検地は寛永6年・寛文11年・享保16年・延享2年村高は「元禄郷帳」では大宮町右衛門八分と見え417石余,「天保郷帳」でも大宮町右衛門八分と見え505石余脇本陣岩井右衛門八家があり,ほかに旅籠4軒・茶屋1軒があった岩井家は問屋名主でもあった文化6年の家数38軒・人口170(中山道浦和大宮宿文書)神社は鹿島社・白山社小名は大門町・南光庵・堀之内・池端など現在の大門町2~3丁目・堀の内町1~3丁目・東町1~2丁目のあたり




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7285775