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猿屋町(近世〜近代)


江戸期~昭和9年の町名明治44年まで浅草を冠称往古は豊島郡峡田【はけた】領鳥越【とりごえ】村のうちで,寛文7年町屋となった享保17年に浅草本蔵寺門前からの出火で類焼し,町域の一部が米蔵火除地として収公され,諏訪【すわ】町裏通りに代地を与えられ,猿屋町代地と称した化政期の家数猿屋町170軒・猿屋町代地120軒(町方書上)町名の由来には2説あって,越後猿屋村から出てきた猿屋加賀美太夫が住んでいたから(備考)とも,猿引き(猿まわし)が多く住んでいたから(江戸志)ともいわれる町域の東側に御廻米納会所・札差御改正会所・芝御掃除屋敷が続く加賀美稲荷は加賀美太夫に由来し,町内には栗饅頭の若松屋丹後,売酒屋の常陸屋などがあった(買物独案内)明治元年東京府に所属同2年猿屋町代地は新猿屋町となるまた江戸期の猿屋町に,同2年浅草末永町,同5年備前鴨方【かもがた】藩池田家2万5,000石上屋敷,上記両会所跡地を合併同5年の戸数141・人口590(府志料)同11年浅草区に所属池田家屋敷跡は警視庁用地になり,浅草猿屋町警察署(明治14~23年)が設置された昭和9年浅草鳥越2丁目・浅草橋2~3丁目となる




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7299362