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冬木町(近世〜


 江戸期~昭和44年の町名。明治44年~昭和22年を除き深川を冠称。築地町24か町の1つ。切絵図には仙台堀川の南に位置し,寺裏(尾張屋板)・寺町裏(近吾堂板)と記されている。江戸初期には海辺新田・永代新田と称された所。江戸初期(寛永10年か)南茅場【みなみかやば】町(中央区)の材木商冬木屋弥平次・上田屋重兵衛が,材木置場として買いとる。元禄15年上地となり代地を与えられたが,木置場に不適当なため,元地にもどることを願い出,宝永2年許可され,冬木屋の屋号をとって冬木町となる。正徳3年から町奉行支配(備考)。当町に冬木屋をはじめ材木商が多く居住していた。化政期の家数28軒(町方書上)。明治元年東京府に所属。同5年黒鍬同心組屋敷を合併。当時の家数56・人口283(府志料)。同11年深川区に所属。冬木弁天堂は江戸期に冬木氏が勧請したもので,邸内社であった頃から近辺の人々の信仰を集め,また芭蕉の句碑のほか,近代の俳人岡野知十の句碑があった(画報・江東区史)。昭和15年,一部は新設の和倉【わぐら】町2丁目となる。同時に和倉町・亀久町・亀住町・大和町・万年町2丁目を合併し1~2丁目を起立。翌16年,1丁目は深川2丁目に編入,2丁目は和倉2丁目と合併し丁目を廃して冬木町となる。同22年江東区に所属。同44年現行の冬木となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7301209