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市瀬村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。越前国坂井郡のうち。福井藩領。村高は,「正保郷帳」で田方138石余・畑方51石余の合計190石,「元禄郷帳」「名蹟考」「天保郷帳」「旧高旧領」ともに同高。文政8年の地方取中給知村別帳(福井市立郷土歴史博物館所蔵文書)によると,大谷丹下と稲葉采女の知行地。神社は熊野神社。寺院は真宗大谷派西栄寺。明治4年福井県,以降足羽【あすわ】県,敦賀県,石川県を経て,同14年福井県に所属。「足羽県地理誌」によれば,戸数49・人口202(男106・女96),馬2,物産として油木実・綿羽・茯苓・燧石がある。同21年の戸数50・人口229(男114・女115)。同22年棗村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7329355