100辞書・辞典一括検索

JLogos

60

後山村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。越前国坂井郡のうち。枝村に東山・鳥越があった。はじめ福井藩領,貞享3年幕府領,文政3年からは再び福井藩領。村高は,「正保郷帳」1,192石余うち田方952石余・畑方240石余,「元禄郷帳」「天保郷帳」「旧高旧領」も同高。慶長検地により定められたがこの時の田は64町5反余・畑26町3反余・屋敷1町4反余,耕作者の名前が99人見える。元禄8年には,家数106うち本百姓62・水呑百姓43・座頭1,馬23,田地は溜井堤,清水掛りとする(後山組十七ケ村書上/宗石家文書)。盆地の最奥で河川が小規模なため用水が不十分で,「正保郷帳」では日損所とする。また慶長検地の際作製されたとする絵図には27の溜池が描かれている。元禄7年には本途物成のほか山手役31石余や室役・油役を納める。宗石氏は代々庄屋を勤め,後山組17か村の組頭も勤めた。「足羽県地理誌」では,戸数125・人口580(男296・女284),馬25,田43町1反余・畑27町9反余,木綿1,300反,薪8,750束を産す。明治4年福井県,以降足羽【あすわ】県,敦賀県,石川県を経て,同14年福井県に所属。同22年剣岳村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7329625