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本荘村(近代)


 明治22年~昭和30年の坂井郡の自治体名。地名の由来について「足羽社記」では「本荘本旧誉,誉田応神天皇名,本荘は誉田荘之中略」と記す(坂井郡誌)。東善寺・谷畠【たんばく】・轟(轟木)・上番【かんばん】・中番・下番・玉木・河間・中浜・宮前・公文・北本堂・角屋【すみや】・玉ノ江・藤沢・西今市・竹松・新用・馬場の19か村が合併して成立。旧村名を継承した19大字を編成。役場は下番と中番の境の本荘小学校内に置かれた。明治25年本荘小学校兼役場が焼失したが同27年小学校新築。同31年巡査駐在所設置。大正12年本荘小学校改築。同13年本荘幼稚園が小学校に併置し開園。昭和4年三国芦原電鉄(現京福電鉄三国芦原線)が開通し中番に本荘駅設置。同8年本荘郵便取扱所設置,同11年本荘郵便局と改称。同22年消防団が組織される(芦原町史)。同年本荘小学校に本荘中学校併設,同24年組合立芦荘中学校として設立。同28年の人口は男1,997・女2,061の合計4,058,戸数745戸うち農業611戸(専業農家472戸)・商業38戸・サービス業31戸・製造業など21戸。また新聞購読戸数710戸・ラジオ設置戸数569戸。同30年芦原【あわら】町の大字となり,当村の19大字は同町の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7334052