宮前村(近世)

江戸期~明治22年の村名。越前国坂井郡のうち。はじめ福井藩領,貞享3年幕府領,文政元年福井藩領,同3年からは再び幕府領。村高は,「正保郷帳」229石余うち田方170石余・畑方58石余,「元禄郷帳」でも同高,「名蹟考」「天保郷帳」では238石余,「旧高旧領」235石余。用水は十郷用水を利用し,本庄郷組合に属していた(用水記事)。文化年間には本堂村との地境の畑をめぐってしばしば出入が起こった。安政3年には下番村との地境にある新道によって,下番村への水込が問題となり出入となった(芦原町史)。神社には御前神社がある。明治2年の戸数27・人口114(切支丹宗門改帳)。明治初年の物産は米・麦・大豆・エンドウ・大角豆・キビ・ソバ・菜種・大根・茄子・片瓜などであった。明治3年本保県,以降福井県,足羽【あすわ】県,敦賀県,石川県を経て,同14年福井県に所属。同22年本荘村の大字となる。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7334401 |




