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狩宿村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。遠江【とおとうみ】国引佐【いなさ】郡のうち。旗本金指近藤氏領。村高は,「元禄高帳」102石余,「天保郷帳」156石余,「旧高旧領」135石余。「遠淡海地志」によれば戸数30でヒヨンドリ堂があり,産物は楊梅皮【ももがわ】。木喰【もくじき】上人が寛政年間当村へ約3か月滞在し,多くの仏像を残した。明治元年駿府藩領(同2年静岡藩と改称),同4年静岡県,浜松県を経て同9年再び静岡県に所属。寺社には臨済宗寿竜院・六所神社がある。明治22年奥山村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7349349