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神沢村(近世)


 江戸末期~明治22年の村名。遠江【とおとうみ】国豊田郡のうち。「風土記伝」によれば「六郎沢,嶺神沢,上神沢,共に一村なり,正保前分れて三村となる」と見える。幕府領。村高は「旧高旧領」93石余。この村高は嶺神沢村の村高のうち,寺社除地分を省いた石高に当たり,この時期嶺神沢村の大部分を指して神沢村と呼ぶことになったと思われる。明治7年上神沢村・嶺神沢村・六郎沢村を合併。明治元年駿府藩領(同2年静岡藩と改称),同4年静岡県,浜松県を経て,同9年再び静岡県に所属。同14年の戸数83・人口329。明治22年熊村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7349435