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野依村(中世)


 鎌倉期~戦国期に見える村名。伊勢国度会【わたらい】郡伊蘇郷のうち。野依郷とも。嘉暦2年11月25日の僧真隆紛失案に「伊蘇郷野依村」の「字野依前河端五段」の文書が焼失したことが見え,これに「野依村在地人 大夫太郎陵部光興」が加証している(光明寺古文書/日本塩業大系)。この田地は,この後17年間に,真隆,日置安有・安恒,陵部氏子,度会氏女と伝領されている(同前)。興国3年に外宮一禰宜となった度会家行は,のちに「伊蘇袴田野依小川闕所事」で違勅し,神職を解かれている(二所太神宮祢宜転補次第記)。「氏経神事記」永享9年7月5日条には,内宮の「両門氏神造営材料」の取り下しを「山田野依屋」に仰すとある。また,永享12年2月には,「野依郷落人等」が「伊蘇郷」に居住して犯科を重ねていることが問題になっている(道後政所職事記)。なお,「鹿苑日録」天文8年3月20日条には「勢州野依十如院」と見える。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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