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西光寺村(近世)


 江戸期~明治9年の村名。神東郡のうち。もと豊臣氏蔵入地。慶長5年からは姫路藩領。はじめ八反田組,寛延3年から辻川組に所属。村高は,「正保郷帳」231石余うち田208石余・畑22石余,寛延年間286石余(神崎郡誌),「天保郷帳」389石余,「旧高旧領」400石余。文化年間から姫路藩家老河合寸翁の勧めで原野の開墾が行われ,人参栽培や蚕糸業が試みられた。幕末,僧神田右京が寺子屋を開いた。神社は住吉神社。寺院は天台宗金鶏山宝性院。同寺は九条家ゆかりの寺院と伝えるが,のち衰退し,延宝6年に現在の堂宇を建立したという。明治9年南田原村の一部となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7391245