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勝浦町(近代)


 明治41年~昭和30年の東牟婁郡の自治体名。大字は編成せず。明治42年の戸数480・人口1,965。明治末年埋め立てられた塩田跡は,大正元年新宮鉄道(国鉄紀勢本線)勝浦(紀伊勝浦)駅開設に伴い,倉庫・魚加工場・製材工場・芝居小屋・温泉旅館などが建ち,商店街として発展した。また,大阪商船などの急行便の終点となり,交通の中心地となった。世帯数・人口は,大正9年767・3,379,昭和10年1,038・4,846,同25年1,278・5,519。同27年農家数194戸うち専業4戸,耕地総面積は田7町5反余・畑8町7反余(市町村勢要覧)。同30年那智勝浦町の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7403924