神代野部御厨(中世)

南北朝期に見える御厨名備中国哲多郡のうち延文５年成立の奥書を有する「神鳳抄」に「〈内宮〉神代野部御厨〈花山院前右大臣家領，建仁二年建立之，供祭物，上分料鉄弐千廷，口入料鉄千廷〉」と見え（群書１），当御厨は建仁２年に建てられた伊勢内宮領の御厨であったこののち室町期には神代郷・野辺郷が見え，現在の神郷町下神代，哲西町の上神代から大野部にかけての地域と推定される

KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7416415