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金磯新田(近代)


 明治22~32年の小松島村の大字名。干潟であったところを水田に造成した新田地域で,湿田が多く稲作農業が営まれた。「小松島の姿」には「明治32年9月の暴風雨により,前原堤凡そ160m切れ,勝浦川の流れをせきとめ,菖蒲田川は本流となり,神田瀬橋は遂に落ちた。小松島の町家は凡そ1ケ月ばかり濁水に包まれ,海岸又破壊され,潮水が浸水して,金磯新田は荒廃した。このとき流失家屋5軒・死者2名を出している」と記されている。明治24年の戸数22・人口102(男53・女49),厩16,船8(徴発物件一覧表)。同32年金磯となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7427396