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樹海峠
【じゅかいとうげ】


富良野市西達布と上川地方南富良野町幾寅との境界にある峠。国道38号にあり,標高476.1m。峠道は古くからの踏み分け道であった。昭和9年富良野市東山から空知川支流の西達布川沿いに東行し,西達布市街を経て,樹海峠を越えて幾寅に至る道路が開削,道東と道央を結ぶ現在の国道38号の原型が誕生した。昭和40年峠道の改修と直線化工事が行われ,頂上部も改修され,標高が約8m低くなった。昭和42年に舗装も完了し,見晴らしのよいドライブウエーとなった。峠を含めた西達布一帯は東京大学農学部演習林となっている。なお,峠名は一般には樹海峠と呼ばれるが,峠下のつつじ集落(別称三の山)では旧称の三の山峠と呼ばれ,北海道開発局の交通標識に使用されている。幾寅では幾寅峠とも呼ばれている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7600214