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鳥見山
【とみやま】


桜井市と宇陀郡榛原(はいばら)町にまたがる山。標高740m。貝ケ平山から南西に続く尾根上にある。神武紀によれば,「乃ち霊畤を鳥見山の中に立てて,其地を号けて,上小野の榛原,下小野の榛原と曰ふ。用て皇祖天神を祭りたまふ」とあり,この地は榛原町萩原付近といわれ,「大和志」は桜井市外山から東方の榛原町萩原にかけての一帯を「上古総号鳥見山」とする。また,桜井市外山西方の丘陵(標高245m)に比定する説も有力である。当山の南側中腹に「鳥見山中霊畤跡」と刻んだ大きな石碑がたつ。現在この一帯は,鳥見山公園として整備が進んでいる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7605340